立ち上がる6億人市場(日経新聞のヘッドラインより)
ASEAN新たな成長期
APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議が13・14日に行われた。
様々な報道がなされ多くの方が情報をお持ちだと思う。
さて、9月20日付けの日本経済新聞の中国・アジア11版にはASEAN(東南アジア諸国連合:主要5カ国-ベトナム・タイ・フィリピン・マレーシア・インドネシア)が新たな成長期を迎えた、と報道されている。理論的にエンテ型の経済発展のモデル通りである。そして、その経済発展の消費は中間層の拡大にあるとされ、中間層・富裕層(可処分所得が5000ドル超え)人口は08年に2億6000万人(同中国は4億6000万人・インド2億人)であり20年には3億9000万人に及ぶという。これらが一つのマーケットとなったときは大きな影響を持つ。
ボールペン等の筆記具の日本企業も生産拠点・販売拠点の稼動・設立を始めているという。ご慧眼をお持ちだと感服いたしております。また、弊社でも以前から興味を持ち、既にある海外企業を通じて彼らの現地の拠点を利用できないか打診をしている。火急の懸案事項ではないが、近い将来に色々な意味で必要になるのは明らかだ。
ボールペンは全体の中では些細なものだが、食料となると一気に意味合いや規模・影響力が一国の死命を制するほどの問題となる。勿論自国の自給率の問題(政策問題だと思いますが)もあるが、FTA絡みで危険の分散を考えるべきだと思う。また、治水・環境を含めた農業ビジネス(あえて農家とは言わない)のチャンスは大きいと思う。
日時:2010年11月16日 02:36